第34回東京国際映画祭『仮面ライダードライブ』トークイベント登壇後インタビュー

2021年11月6日 都内某所

 

久しぶりに公式の場でチェイスとして登壇されたご感想は?
  • 上遠野:ひとまずお疲れ様でした。

    仮面ライダードライブ関係のああいうイベントでチェイスとして登壇っていうのは本当にね、どれぐらいぶりだろう。
    最後ってなんだったかな、多分本当にドライブやってた頃以来だと思うんで、5~6年ぶりで。
    チェイスとして……チェイスとしてっていうか、もちろん上遠野太洸として出てるんですけど、客席を見ると本当にみんな目がキラキラしてて、ああ今でも何年経とうと僕のことをチェイスとして見てくれるんだなっていうその嬉しさと、同時にチェイスを求められるんだからチェイスじゃなきゃっていう緊張感の両方があって、出た最初の方はちょっと緊張してました。

    司会の方から質問もらったり、大森さん(大森敬仁さん・東映プロデューサー)と話したりするうちに段々くだけてきて、ちょっと冗談も言えるようになったりとかして。

    要所要所でお客さんが望んでることもなんとなくわかるし、で、その望みって多分僕が今後ドライブの世界がどうなって欲しいかって思ってることと重なる部分もあるとは思うので、そういったことを客席の皆さんと共有できた、それが客席の方だけじゃなくて、配信を観てくださってた画面の向こうの方達もきっとそうだったんじゃないのかなって。
    だからチェイスっていう存在を『久しぶりにみんなで共有できた』時間だったなあ、って思って。こう言ったら変だけど、気持ち良かったですねえ。

    またこういう機会が来て欲しいなって。そのときはもちろん大森さんにいていただいて、キャストも僕だけじゃなくて、涼真(竹内涼真さん)とか稲葉(稲葉友さん)とかだーりお(内田理央さん)とか、あと蕨野くん(蕨野友也さん)、松島くん(松島庄汰さん)、馬場ちゃん(馬場ふみかさん)とかさ、みんな揃うことができたらなあ、って。
    みんないて欲しい。またいつかああいう場所で集まれる日が来ることを切に願ってます。

今回着用されてる衣装とヘアメイクのチョイスについてお聞かせください
  • 上遠野:(笑)一瞬チェイスに見えた。チョイスって書いてある(注:設問をカンペで出しています)

    今回の衣装に関しては、ダブルっていうのが流行ってるみたいでそれを取り入れつつ、チェイスとして出るってことで紫は外せないなあと思ったんでインナー紫にしてもらって、あと靴もねえ、やっぱ黒一辺倒になっちゃうのもアレだったから、その足元に白と黒の靴でアクセントみたいな風にして。

    あとやっぱり重要なのはこれなの、これなんすよ。これ(注:身につけているリング)。これ何年ぶりだろう、着けたの。

    あんとき着けたか、ジオウの時。

    でもなんかこう、これ着けて皆さんの前に、ああいう場所に出るっていうのは本当に久しぶりだったんでちょっと緊張して。
    でも多分これだとさ、こういう衣装で着けててもあんま違和感ないんじゃない? (OKサインを出すスタイリストさん)

    多分結構チェイスっぽさを感じてくれる。
    さっきちょっとツイッターで調べたんだけど、衣装もチェイスっぽいって意見もあったんで、髪の毛とかもね。
    そう、良かった。衣装さん、メイクさん、ありがとうございます。


    ヘアメイク:枦込亜希子
    スタイリング:山崎勝成
『仮面ライダードライブ』の続編があるとの話も出ましたが、それについての意気込みなどをお聞かせください
  • 上遠野:続編があるかないかっていう部分に関してなんですけど、仮面ライダードライブの世界観的には、泊進ノ介サイドっていうのはほぼ終わってるじゃないですか。ハッピーエンドとして。
    だけど『チェイスは爆散して、それをどうにか復活させようと探し続ける剛』っていうのが、結局伏線として残ったままだから、やっぱみんな思うし、僕も思うし、チェイス復活、で剛もそれで救われるみたいな話を絶対やって欲しいと思うし、今日登壇した時に大森さんに「絶対やってくださいね!」って言えたんで、で、大森さんも「やります」って。

    今回のTIFFでは、新作ありますっていう発表では全然なかったんですけど、ああいった公の場所でプロデューサーから「やります」という言質を取れたのは本当に収穫だったな、と。
    言ったからにはもうやってもらいましょう、っていうことですよね(笑)。
    まだ多分先にはなるとは思うんですけど、10周年とかでドライブ続編やってもらって、あと4、5年後とかになっちゃうんで、僕もその頃には34です。
    34のときまでに見た目をどう保つかっていう、やっぱね『あの頃と変わらないね』って言われたいし、変わんなくて当然なのよ、ロイミュード達は年取らないから、設定として機械生命なんで。
    そこは本当にこれからずっと若作りしていかなきゃいけないし、太ってもダメだし痩せすぎてもダメだし大変だけど、本当にそれが実現するならやる価値あるなあって思うし、どれくらい変わらないでいられるか、ああ、やっぱりチェイスだって思われるために、これから頑張っていきたい。
    10年空いちゃったら色々変わるものはあるとは思うんですけど、チェイスは変わらないって言って貰えるようにこれからずっと心がけていきたいですね。
    せっかくだからね、実現したときに見てもらう姿っていうのは『みんなが求めたチェイス』であって欲しいから、そりゃもちろん僕もそうなんですけど。
    そのときをぜひ楽しみにしていてください。

    ……ドライブ続編ってなった時に1作品で終わって欲しくない。
    これが最後になったらそれはそれで悲しいから、いつかやる新作っていうのは、ちゃんとハッピーな方に向かって欲しいけれども、本当に終わりなんだってならない感じで……いやでも、わかんねえな、これどっちもあるんすよ。どっちもある。
    スッパリきれいに終わってもらうっていう、それはそれで本当に、ああ終わっちゃうんだ、っていうのも一つの作品の終わりとしてはすごくきれいな形だと思う。
    でも同時に、新作やりつつ、あれ、まだなんかあるんじゃないかっていう余地もちょっと残して欲しいみたいな。
    すっげぇわがまま言ってんのはわかるんですけど、そんな感じなんですよ。
    今は『いつか続編やるんじゃないの、だってまだあんな感じで終わってんだからさ』っていう、ドライブはまだ続いて行くんだって気持ちが強く残ってるから色々感じるものがあるけど。
    本当に終わっちゃった後ってどうなるのかわかんないから、うん、それはそれでちょっと寂しいというか……もし本当に新作があるってなったらそれをまずは全力でやって、皆さんが求めてたもの『これこれこれ!』って思って貰えるようなものを、そんときにぜひ作れるように心がけたいと思います(笑)。
    はい!そんな感じです。ありがとうございます。

 

お知らせ

上遠野太洸公式サイトでは、近日メンバーズ限定ページ(有料)を公開いたします。

そちらには第34回東京国際映画祭で上映された『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』に関するインタビューが掲載される予定です(収録は今回のトークイベント登壇前に行いました)。

そのほか、メンバーズ限定ページでは上遠野太洸による不定期更新エッセイ、過去のSHOWROOM配信のアーカイブ公開(一部を除く)、会員のみへの限定企画などを予定しております。

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